シンガポールカップ準々決勝第1戦、アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)はジュロンイーストスタジアムでバレスティア・カルサと対戦。
5月にカンボジア王者のスヴァリエンとの1回戦を制してから久しぶりとなるシンガポールカップ。
2試合をホーム&アウェイで戦う準々決勝の相手は今季4試合目の顔合わせとなるバレスティア・カルサ。
このところリーグ戦では2連勝と、一旦落ちた勢いを取り戻しつつあるアルビS。
前節のヤングライオンズ戦では、最終的に1点差での勝利だったものの、何度も得点機を作り相手を圧倒した。
しかしスヴァイリエン戦で退場となったMF稲葉旬がこの試合では出場停止、代わりにMF長崎健人がボランチの位置に入る。
ここ2試合を完封している守備陣の安定した守りでまずはリズムを作り、しっかりとボールをつなぐ形で今日もアルビSらしい戦いを見せてもらいたい。
バレスティア・カルサとは今季3戦を2勝1敗と勝ち越しているものの、全ての試合で得点差は1と毎試合厳しい戦いを強いられている。
しかも直近のリーグ戦では0-1と零封での敗戦を喫している。
ホームで迎える第1戦をしっかりと勝利し、有利な状態でアウェイでの第2戦に臨みたい。
試合は19時30分キックオフ!
ホイッスル直後、相手にアクシデント。
左サイドでFW多木理音と接触した相手選手が負傷、開始3分で選手交代を余儀なくされる。
最初の決定機はアルビS。
8分、左サイドを多木が突破、マイナスにパスを送るとDF熊田瑠偉が左足で合わせる。
これは相手GKが弾くが、こぼれ球を拾ったFW河田篤秀が至近距離からシュート、決定的かと思われたが相手DFの必死のブロックに阻まれる。
22分、右CKからMF木暮郁哉のキックにDF斉藤孝裕が飛び込むが、ギリギリのところで相手に身体を寄せられシュートには至らず。
37分には右サイドでFKのチャンスを獲得すると木暮のキックを河田が合わせるがポスト左に逸れる。
44分、右サイドから攻め上がったところに相手のクリアを前線で収められカウンターを受けると、そのまま右サイドを突破され決定的なシュートを許す。
しかしここで守護神・GK野澤洋輔が横っ飛び、見事な反応でセーブし失点を免れる。
このままスコアレスで折り返すと思われた前半アディショナルタイムにアルビSが先制!
左サイドでボールを受けた木暮がドリブルから左足での見事なクロスを送ると、ファーサイドに走りこんだ河田が折り返し、最後は中央に詰めていた長崎が触りゴール!
相手の固い守りにやや攻め手を欠いていた中での先制点に会場が湧き上がる!
そして前半終了。いい形で前半を折り返し後半に弾みをつける!
後半開始早々の51分、ゴール右FKをファーサイドで折り返されるがエリア内でクリアする。
そのボールを拾われ連続して放り込まれると、マークがずれてドンピシャのタイミングで合わせられてしまう。
しかしシュートはDF陣がブロック、こぼれ球もしっかりクリアし、事なきを得る。
その後も攻め込まれる展開となるが、集中したアルビSは全員でしっかり耐え抜き相手の攻撃を弾き返す。
70分、右CKでショートコーナーから受けた木暮が見事なターンで相手をかわすと右足で正確なクロス、走りこんだ熊田が合わせるがわずかに左に逸れてしまう。
89分、多木に代わって入ったMF向井勇祐がゴール前でこぼれ球を拾いミドルシュート、強烈な一撃は相手GKに防がれるが、さらに畳み掛けてクロスを送る。
これをファーサイドで木暮が折り返し再び向井がボレーシュートを放つがわずかに逸れる。
アディショナルタイム、木暮に代えてDF丁野大河を投入!
丁野はこの緊迫する場面で公式戦初出場。しっかり自分の役割を果たして欲しい。
そして試合終了。予想通り苦しい試合展開となったが、最後まで集中を切らさず長崎の1点を守り抜き、まずは第1戦を勝利で飾ることに成功した!
2015 シンガポールカップ 準々決勝第1戦
【日時】
2015年8月14日(金)19時30分 キックオフ
【対戦相手】
バレスティア・カルサ
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 1
バレスティア・カルサ 0
【アルビS得点者】
長崎健人 (45′)
試合の様子は公式ブログやALB-S TVでご覧いただけます。
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