チャリティイベント 記者会見要旨


3月27日(日)、「S.League cares, TAKE ACTION with Albirex Niigata Singapore」の記者会見が行われましたので、その様子をお伝えします。


S.League cares, TAKE ACTION with Albirex Niigata Singapore

記者会見要旨 2011327日(日)

Mr.Zainudin Nordin -Mayor Central Singapore District

and President of Football Association of Singapore- より>

 

サッカーは点を取るだけのスポーツではない。

異なるバックグラウンドを持つ人々を繋げることができる。

それが、人々に援助の手を差し伸べる。

サッカーを通じ、日本の被災者のために私たち(シンガポール)が

できるすべてのことをしたい。

個人、企業、スポンサー皆に手伝って欲しいし、ファンや

ステークホルダーのサポートが成功につながると信じている。

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Mr.Zulkifli Baharuddin -Co-Chairman of S.League Cares Fundraising Committee- より>

 

アルビレックス新潟SSリーグのロールモデルになっている。

地震や津波が起きた直後の理事ミーティングで是永さんから

シンガポール全体で一緒に何か動いていきたいと言われ、心を打たれた。

中田さんが急な話にもかかわらず、すぐに協力してくれたのは、

ひとつの目的のために皆が一緒になって取り組むことの重要性からだと思う。

この試合を含めたチャリティ企画は、地震や津波被害だけでなく、

日本とシンガポールの友好の証でもある。

大義のために自発的に集結していることにとても価値があると感じる。

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<是永大輔
-Chairman of Albirex Niigata Singapore
and Co-Chairman of S.League Cares Fundraising Committee- より>

 

まず、シンガポールからの多くの暖かいサポートに感謝します。

シンガポールのすべての方々が、日本を助けることに関わって

下さろうとしていることに深い感銘を受けています。

 

現在、日本の災害の状況はとても深刻です。

幸いなことに私たちの選手、スタッフその家族に直接的な被害はありませんでした。

しかし、私は「幸い」という言葉を使いたくありません。

たくさんの日本の方々は今もまだ苦しみ、泣いています。

 

私たちはフットボール・ファミリーです。

私たちが被災者の方々にできることはフットボールをプレーすることだけです。

ですので、私たちはプレーを続けなければなりませんし、

皆さんを勇気づける機会を作らなければなりません。

 

私はこれまでの歴史が証明しているように、フットボールは泣いている人々を

勇気づけられると思っていますし、混乱を止めることもできると思っていますし、

最高の笑顔を与えることができると思っています。

 

このチャリティマッチへのシンガポールサッカー協会の暖かいサポートに感謝します。

そしてもちろん、TAKE ACTION FOUNDATIONの中田英寿さんにも。

また、この試合を成功させるために多大なる協力をいただいているSリーグクラブの

会長の皆さん、クラブ関係者に深く感謝します。

 

私はこのチャリティマッチにおいて、フットボールがどのように世界を救うのか、

そのひとつの可能性を見せることができると信じています。

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<中田英寿
-Representative Director of TAKE ACTION Foundation- より>

 

今回の災害は非常に甚大で、もちろん日本に住む方々は自分たちでも復興しようと

しているが、今回は海外の国の人々からの助けが必要ではないかと考えている。

シンガポールでの今回の取り組みは、シンガポールと日本にとって

(両国のサッカーにとっても)価値があり、また意義があるものとなる。

サッカーとは単なるスポーツではなく、人と人をつなぐことができるもの。

被災地の人が必要としているのはお金や食糧だけでなく、

他の方から気にかけられていると感じることである。

その点、サッカーは人と人との繋がりをつくることができる。

今回の取り組みに意義があるのは、金銭的な支援だけでなく、

世界の方々にこの取り組みを通じて、被災地の厳しい現状へ

目を向けさせることができるからだと思う。

この試合を通じて、人々の関係を強化したい。

これはすべてのはじまりで、今回をきっかけとして今後も人々を助けるために役立っていきたい。

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<質疑応答>

 

Q1. 震災後、日本スポーツ界が受けた影響は?

中田氏

「正直に言うと、震災発生当時は海外にいたため、実態は分からないが、

自分の知る限り、サッカーや野球などの試合は延期されている。

ただし、多くのチャリティスポーツイベントが行われていると思う」

 

Q2. 何カ国でチャリティイベントをする予定?

中田氏

「まだ始めたばかりなので分からない。

ヨーロッパやアメリカなどに行く可能性はある」

 

Q3. 今回のイベントで集める金額の目標はあるか?

中田氏

「このイベントはお金を集めるためだけのものではないと思っている。

当然それも重要だが、自分としては被災地の現状に注目を集めるために、

エンターテインメントが重要なのだと思う。

今回の取り組みが緊急チャリティという一度きりの取り組みに終わるのではなく、

1年、2年、10年と長期にわたって継続していくことを自分も考えなければいけない」

 

Q4. シンガポールでのオークションは何を提供する予定?

中田氏

「シンガポールの方々が何を求めているか分からないが、

参加者が欲しいと思ってくれるものを提供したいと思う」

 

Q5. 海外で暮らす日本人の多くの方が、日本へ支援したいがどうしたらいいか

分からない状況にあります。何かアドバイスをもらえますか?

中田氏

なにかをすることは難しいことではない。

大金を寄付する必要はないし、お金を寄付するだけが支援でもない。

支援や災害について人々と話したりするだけでもいい。

深く考え過ぎる必要はなく、人それぞれができることをすればいい。

物資を送るなど、被災者のために直接的に何かをすることだけが重要ではなく、

その地域にいる人のために何かできることを考え行動することも大事だと思う。

一番大事なのは、世界中の人が何かのアクションを通してつながること」

 

Q6. シンガポール滞在中のその他の予定は?

中田氏

「自分でもわからない(会場笑)。自分でも自分のスケジュールを把握するのが難しい。

突然どこかにへいく可能性はある。また、試合に向けてトレーニングもしたい。

ただ、この1週間ですべてを急いでしなければならないわけではない。

災害からの復興には長い時間がかかる。だから支援にも時間が必要だ。

来年、再来年にも何かをしたい。今回の試合やチャリティディナーは始まりに過ぎない」

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Q7. いつシンガポールでチャリティマッチを開催することを決めた?

これは最初の取り組み?

中田氏

「地震発生時は香港にいて、帰国しようにもフライトがキャンセルになった。

そうした状況では、日本でチャリティイベントをするよりも、

海外でやった方が早く行動できると思った。

先週は中国と台湾でチャリティ番組に出演するなどしたので、

シンガポールは地震後初めての活動ではない。

そして、これを最後にしないようにいろいろとやっていきたい」

 

Q8. どうやってこんなにも早く中田さんに参加してもらえるようになった?

是永氏

14日にサッカー協会の理事会があり、今回の企画内容をそのまま話した。

そして16日に中田さんに電話したら、その場ですぐ前向きな返事をいただけた(会場笑)」

(了)

会見の映像はこちらでご覧いただけます。