Sリーグ第20節 終盤戦の大一番は両チーム譲らずドローで終える



Sリーグ第20節、アルビレックス新潟シンガポールはアウェーでホーム・ユナイテッドFCとの一戦を迎える。前節ブルネイでの戦いでは、ボールをキープし優位に試合を進めながらも1点止まり、何度もあったチャンスを活かせずフィニッシュの精度に課題が残った。しかし、ディフェンス面では相手のパワフルな攻撃陣を零封、最後まで集中を切らさずアルビSらしい戦いで勝利し勝点3を奪取。

今日の対戦相手ホーム・ユナイテッドとは今季2試合を戦い未勝利。リーグ戦順位は現在3位で勝点こそ33だが、消化試合数がアルビSより4試合少ない。ホーム・ユナイテッドがこの4試合すべて勝利すると仮定した場合の勝点は45で、アルビSの勝点49とは4ポイント差。現在2位でアルビSより1試合消化が少ないタンピネス・ローバーズFCの勝点は40であることを考えると、ホーム・ユナイテッドが実質的に2位につけていると言いえる。すなわち、今日の試合がリーグ優勝を左右する大一番。

アルビSはエース佐野が引き続き出場停止。久しぶりに先発の免田が右サイドバックに入り、それ以外は前節と同様のスタート。相手の素早いパス回しを封じ、運動量で上回ることができれば必ずチャンスは生まれるはず。最後まで戦い、必ずや勝点3を持ち帰る。試合は午後7時30分キックオフ。

開始3分、いきなりアルビSが先制!左サイド深い位置でボールを受けた田中がアーリークロス、と思いきやインステップで意表を突くロングシュート。左足で放たれた長距離砲がニアサイドをぶち抜きゴールイン!何が起きたのかわからず会場は一瞬静まり、その後大歓声。前節ブルネイ戦で値千金のゴールをあげた田中が貴重な先制点をもたらす!


田中のスーパーゴールに歓喜の輪が広がる

6分、前線で相手のトラップミスを奪いチャンス。阪本がそのまま持ち込みエリア内でシュートを放つがバーを越える。


前線で基点となった阪本

11分、中盤で相手ボールを奪いカウンター。中盤から左の中井、それを追い越す長崎に送り、最後は長崎が左足でシュートを放つが相手GKのファインセーブに防がれる。

14分、相手のミドルシュートは左隅ギリギリに飛ぶが、野澤が横っ飛びでしっかりキャッチ。

試合は一進一退の攻防。意思統一された守備でボールを絡め取りチャンスメイクするアルビSに対し、ディフェンスをかいくぐりロングボールで対抗してくるホーム・ユナイテッド。決定機の数はアルビSの方が多いが、ホーム・ユナイテッドも徐々に形を作り始める。

35分、裏に出されたボールから抜け出されGKと1対1の場面を作られるが、野澤がなんとか身体に当ててピンチ脱出、その後のカウンターから最後は元田が左足でシュートを放つがバーを越える。

44分、相手GKのクリアを跳ね返し前線でこぼれ球を拾ってチャンス。左サイドでラストパスを受けた長崎がエリア外からシュートを放つが、惜しくも枠をとらえられず。

前半アディショナルタイム、カウンターを許し左からのクロスをニアサイドで合せられるが、ここでも野澤が身体を張ってブロック。決定的な場面をしのぎチームを救う!


何度となくチームの危機を救った野澤

一瞬たりとも気を抜けない試合展開で、アッという間に45分が終了。

後半立ち上がりの47分、エリア外やや左からの相手のFKでは、ファーサイドであわされ至近距離からヘディングシュートを許すが、ここもで野澤が立ちはだかりブロック。

51分、鎌田が相手ボールをカットしドリブル、ダブルタッチで相手をかわすと中央へラストパス。これを受けた長崎が狙いすましてシュートを放つが、わずかにゴール右にそれる。

55分、エリア外やや左でポストプレーから強烈なシュートを打たれるが、野澤がわずかに触りセーブ。

59分、アルビSは元田に代えて熊田を投入。

なかなか前線でボールをキープできないアルビS。ボールを奪っても前線ではね返され、押し込まれる展開が続く。


危ない場面で常に顔を出しディフェンスを牽引した稲葉

それでも65分、カウンターから左サイドを駆け上がった長崎へ。長崎はそのままドリブルで持ちあがりエリア内に侵入、相手をかわしてシュートまで持っていくが最後で体制を崩しゴールマウスを捉えられず。


何度も相手陣内に攻め入りチャンスメイクした長崎

しかし72分、ここで同点に追いつかれてしまう。相手FKのこぼれ球をクリアするが、そのボールが相手の出した足に跳ね返りそのままゴールイン。アンラッキーな形で失点してしまう。

79分、アルビSは阪本に代えて山之内を投入する。

88分、カウンターを奪われ逆にカウンターを受けると、ロングボールから一気に抜け出されピンチ。何度も跳ね返すがその度のこぼれ球を拾われピンチにさらされる。最後はエリア内でこぼれ球をシュートされるが、アルビSディフェンス陣が身体を投げ出しブロック。ギリギリのところでしのぎ、これ以上の失点は許さない。

89分、右サイドから攻め込まれ、最後はエリア外中央でシュートを許すが左ポストに助けられる。

その後、アルビS、ホーム・ユナイテッドともにチャンスを作るが決定機までには至らず、4分のアディショナルタイムを消化しタイムアップ。実質的な首位攻防戦は勝点1を分け合うドローで終える。

Sリーグ第20節(アウェー)

【日時】
2017年9月19日(火)19時30分 キックオフ

【対戦相手】
ホーム・ユナイテッドFC

【会場】
ビシャンスタジアム

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 1
ホーム・ユナイテッドFC 1

【アルビS得点者】
3′ 田中脩史

【選手交代】
59′ 元田龍矢 → 熊田瑠偉
79′ 阪本翔一朗 → 山之内優貴

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