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シンガポールカップ決勝 PK戦までもつれ込む接戦を制し、今季4冠達成で締めくくる!!

チーム2017年11月26日

いよいよシンガポールカップ決勝戦。 吉永一明監督率いるアルビレックス新潟シンガポール集大成の試合だ。2017年シーズン、我々アルビSがここまで獲得したタイトルは3つ。そして今日の試合に勝ちシンガポールカップのタイトルを獲ることで、2年連続4冠達成を成し遂げる。シンガポールサッカー史上に残る偉業。必ずや勝利し、歴史に名を刻みたい。

今日の相手グローバル・セブFCはフィリピンから参戦のチーム。準々決勝でカンボジアのボーウングケットFCを、準決勝でホーガン・ユナイテッドを撃破し堂々決勝まで駒を進めた。アルビSとは過去に対戦経験はあるが、チームはその時とは全く異なり参考にならないため相手の戦力は未知数だ。

ちなみにこのシンガポールカップは日本で言う天皇杯のような大会で、シンガポール国内最後の公式戦であり今日の試合をもって2017年シーズンが終了する。アルビレックス新潟シンガポールにとっても、このチーム、このメンバーで戦うことができるのは今日で最後。絶対に勝利し、1年間応援してくださったファンのみなさまと最高の形でシーズンを締めくくりたい。 試合は午後20時キックオフ!
最初のシュートは4分、右から攻め込んだグローバルが放つが野澤が正面でキャッチ。

試合前に降った雨によるスリッピーなピッチにも徐々に慣れてきたアルビSは、ボールを左右に散らしながら攻め込み、決定機にこそならないものの攻撃の形を作る。

17分、小気味よいパスワークから田中がオーバーラップ、左サイド深い位置から相手DFとGKの間に速いグランダーのクロスを送り込むが、走り込んだ3人だれも触れず惜しいチャンスを逃す。

19分、中井がエリア正面で倒されFKのチャンス。ここでの長崎のキックは壁の下を狙うがはね返される。

22分、決定的なチャンスを逃す。右サイド鎌田からのパスを受けた稲葉がドリブル、相手をかわして送ったスルーパスはエリア内の長崎に渡るが、長崎の放ったシュートは惜しくもバーを越える。

32分、ここでアルビSが先制!引いた相手に対しボールを動かしながらギャップを作り出すと、稲葉が相手DF裏に送ったボールをタイミング良く飛び出した鎌田が胸で落とす。そこに走り込んだ佐野が右足を一閃、一直線に飛んだシュートが左隅に突き刺さりゴール!

先制ゴールをあげた佐野

35分、相手DFが跳ね返したクロスボールが稲葉の足元に。稲葉は落ち着いて左足でシュートを放つが相手GKのファインセーブに防がれる。

41分、相手のアーリークロスをゴール正面で合わされるが、野澤がしっかりストップ。しかし油断すると危ないシーン。

44分、2本続いた相手CKを跳ね返すとカウンターのチャンス。左サイドから持ち上がり、ラストパスを受けた長崎が意表をつくループシュートを狙うがGKにキャッチされる。

ここで前半終了。しっかりとしたパス回しから、終始相手陣内に攻め込み優位に展開した45分。後半の追加点に期待したい。

後半立ち上がりの48分、エリア左からのFKをヘディングであわされ同点とされてしまう。

60分、右サイドから攻め込み鎌田のマイナスのクロスを稲葉がシュート、こぼれた所を中井が押し込もうとするがブロックされる。

豊富な運動量で何度もチャンスを演出した中井

65分、相手をファールで倒した鎌田にイエロー。

65分、相手ゴール前正面で受けた稲葉が強烈なミドルシュートを放つが、相手GKのファインセーブにあう。

68分、エリア右で得たFKのチャンス。長崎のゆっくりとした助走から繰り出されたキックは惜しくもゴール右のバーを叩き、跳ね返りを中井がヘッドで押し込もうとするがブロックされる。


右サイドで攻守に貢献した免田

77分、左サイドから飛び出した田中に稲葉からドンピシャのボールが送られると、ピタリと足元に止めた田中がエリア内に侵入しそのままシュート。しかし強烈な一撃はバーを越えてしまう。

78分、アルビSは山之内に代えて阪本を投入する。

80分、交代で入った阪本がいきなり魅せる。右サイドでボールを受けると、空いているスペースをみつけスルスルとドリブル、そのままゴール前まで持ち上がり左足で強烈なシュートを放つ。

83分、阪本にイエロー。

86分、裏に出された1本のボールからピンチ。エリア内に侵入されそのまま強烈なシュートを打たれるが、野澤が素早い反応でセーブ、危ない場面を防ぐ。

87分、アルビSは鎌田に代えて元田を送り込む。

アルビSは再三に渡り両サイドから攻め込みチャンスを作るが、ラストパスの精度の欠き得点できず。そのまま後半を終了し、勝負は延長線に持ち越し。

延長開始直後の95分、アルビSがようやく追加点!右サイドの攻撃からクロスを送り込むと、相手DFが跳ね返したところを走り込んだ長崎がシュート。これがブロックにきた相手DFに当たりコースが変わるとそのままゴールイン!怒涛の攻撃がようやく実を結び待ちに待った追加点をあげる!

貴重な追加点をあげた長崎


待ちに待った追加点に歓喜の輪ができる

99分、カウンターから完全に相手を崩すと最後は左サイドから田中がグランダーのクロス。これに佐野が飛び込み追加点というシーンだったが、わずかに届かずチャンスを逃す。

そして延長前半終了。残り15分、最後まで気持ちを込めて戦ってほしい。

延長後半直後の108分、1失点目とほとんど同じ位置からのFKから、またもやヘディングで押し込まれ同点とされる。

111分、左CKのチャンスでは熊田がフリーであわせるがヘディングシュートは右のバーに嫌われチャンスを逃す。

続く112分には右サイドからのアーリークロスに元田が飛び込むが、これもフリーでのシュートを外してしまう。

アルビSはその後も攻め込み勝ち越し点を願うが、相手の粘り強い守備に防がれそのままタイムアップ。120分でも決着つかず勝負はPK戦へ突入する。

PK戦、先行はアルビS。

アルビS、1人目のキッカー長崎は左にキッチリ決める。

続くグローバルの1人目はふかしてしまいアルビSリード。

アルビS、2人目の佐野のキックはバーを越え失敗。

グローバルの2人目、今度は右にはずし、アルビSがリード。

アルビS、3人目の阪本は冷静に左に蹴り込みゴール。

相手3人目には決められ現在2−1。

アルビS、4人目の田中は長い助走から右上に叩き込みゴール。

そしてグローバルの4人目。相手のキックを完全に読みきった野澤が横っ飛びで防ぎ勝負あり!

守護神・野澤が最後のPKをストップ

PK戦まで持ち込まれた勝負は、チーム、ファン一体となって戦ったアルビSが勝利!これでシンガポールカップ3年連続優勝、そして去年に続き今シーズンも全冠を達成し最高の形で最終戦を締めくくる!


シンガポールカップ決勝戦

【日時】
2017年11月25日(土)20時00分 キックオフ

【対戦相手】
グローバル・セブFC

【会場】
ジャランベサルスタジアム

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 2 (PK3)
グローバル・セブFC 2 (PK1)

【アルビS得点者】
32’ 佐野翼
95’ 長崎健人

【選手交代】
78’ 山之内優貴 → 阪本翔一朗
88’ 鎌田啓義 → 元田龍矢

★試合詳細はこちら

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