アルビレックス新潟シンガポールは、海外の日本人プロスポーツチームとして世界で唯一の存在です。「ただサッカーボールを蹴っていればいい」という団体ではありません。今後、日本が国際化社会で明確な立ち位置を得るための大いなるテストケースなのです。

日本はこれから少子高齢化となることで、今以上に他の国々に様々な分野で巻き込まれざるをえません。極論、日本だけで生活することが難しくなるかもしれません。そんなとき、我々から巣立った選手たちが、未来ある日本の子どもたちに「海外でプレーしていたよ。大変だったけどすごく楽しかったよ」と経験を伝えることで、子どもたちの海外に対するハードルを下げることができる、そしてその子どもたちは抵抗なく海外へチャレンジできる。サッカー選手であれ、会社員であれ、どんな職業であれ、次々と——。そう、信じています。

海外という場所で日本を背負い、戦う。その先に我々の「The reason．〜ここにある意味〜」があります。

Albirex Niigata Singapore FC
Chairman 是永大輔

スタジアムやスクールに人が集まり、会話が生まれ、人と人がつながる。やがてそれは人びとにとってなくてはならないコミュニティとなる。地域の「価値」や「活気」は、そうした人びとの活動から生まれるものだと信じています。
さらに、私たちが学校・病院・施設訪問などの社会貢献活動を通じ、スポーツに親しむ健康的な文化、国際交流と理解の促進に貢献することで、地域への相乗効果が生まれるものと信じています。
人と人をつなぐ接着剤として、なくてはならない絆の象徴として活動することで、皆さんから愛されるクラブを目指します。