
ついに迎えたシンガポールカップ初戦。相手は、今シーズンのリーグ戦でも顔を合わせたゲイラン・インターナショナルFC。リーグ戦で一度勝利を収めているものの、カップ戦の舞台では一瞬の油断が命取りとなるだけに、アルビレックス新潟シンガポールにとっても気の抜けない重要な一戦となりました。
前半、アルビSは立ち上がりから前線からのプレスが効果的に機能し、主導権を握ります。6分、前線からのプレッシャーで相手のミスを誘いボールを奪いチャンスを作りますが、シュートまでは至らず。7分には不用意なバックパスからピンチを招く場面もありましたが、守備陣が集中を保ち事なきを得ます。.jpg)
一進一退の攻防が続く中、17分には自陣でのパスミスからシュートを許すも、GKハッサン サニー選手が落ち着いて対応。攻撃ではチョ ウンス選手の縦パスを起点にフォワードの中埜 信吾選手が前を向き、抜け出した石橋 克之選手へスルーパスを供給。決定機を迎えるも、相手DFのカバーに阻まれます。

試合が大きく動いたのは22分。コーナーキックの混戦の中で、相手DFが暴力行為で一発退場。このプレーにより、PKを獲得したアルビSは、キッカーの中埜選手が冷静にゴール左隅へ沈め、先制点を奪います。
数的優位となった後も主導権を握り続け、32分にはシム ジュン イェン選手が左サイドを抜け出して中央の中埜選手へラストパス。反転してシュートを放つも、惜しくも枠の外へ。39分には石橋選手を経由してジュン イェン選手が抜け出し、鋭いシュートを放ちますが相手GKの好セーブに阻まれます。43分にはチョ ウンス選手のクロスから石橋選手が決定機を迎えるも、これも相手の体を張った守備に阻まれ、前半は1–0で終了します。

後半に入っても、数的優位のアルビSがボールを支配しながら試合をコントロール。しかし、相手の粘り強い守備を前になかなか決定機を作り出せず、時間だけが過ぎていきます。60分過ぎには立て続けにコーナーキックを得ますが、これもなかなかゴールにはつながりません。
それでも、後半途中で投入された前線の選手たちが流れを変えます。83分、左サイドバックのチョ ウンス選手から右サイドのニッキー メルヴィン シン選手へ展開。そこから中央に走り込んだ石橋選手が巧みなトラップでボールを収め、中埜選手へラストパス。キーパーに一度防がれるも、こぼれ球を中埜選手が頭で押し込み待望の追加点を奪います。

試合はそのまま終盤へ。アディショナルタイムの90+4分、ダニッシュ カイユム選手が左サイドで仕掛けてクロスを上げると、キーパーが弾いたボールに中埜選手が反応。すかさず押し込み、この日3点目となるハットトリックを達成しました。
チーム全体が落ち着いて試合を進め、数的優位を最大限に活かしたアルビSが3–0で快勝。中埜選手の圧巻のパフォーマンスで、シンガポールカップ初戦を完璧な形で締めくくりました。次戦はホームにバレスティア・カルサFCを迎え撃ちます。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。
【次節情報】
シンガポールカップ 2025/26 第2戦
11月6日(木) 19:30 vs. バレスティアカルサFC
@ジュロンイーストスタジアム(ホーム)
















































