
迎えたシンガポールカップ第2戦。アルビレックス新潟シンガポールにとっては8月のリーグ開幕戦以来となるホームゲーム。対戦相手は、その開幕戦でも顔を合わせたバレスティア・カルサFC。
シンガポールカップ2連勝を目指す両チームにとって、勝利がグループ突破へ大きく影響する重要な一戦となりました。
序盤の10分間は、両チームが互いの出方を探り合う拮抗した展開が続きます。アルビSは、中盤の吉岡 直輝選手と横畑 匠海選手を中心にボールを動かしながら、攻撃の糸口を探りました。.jpg)
14分には、ジャレット ギャラガー選手が相手ディフェンスの背後を突く絶妙なスルーパスを通し、横畑選手が抜け出しましたが、シュートはキーパーにキャッチされます。続く17分には、キム テウ選手のロングスルーパスから中埜 信吾選手が抜け出し、こぼれ球を横畑選手が拾ってシュートまで持ち込みましたが、惜しくもゴール左に外れます。チームは徐々にリズムを掴み始めます。.jpg)
20分には、右サイドの小澤 希海選手が早めにクロスを入れてチャンスを演出しましたが、中埜選手にはわずかに合わず。しかし、その流れの中で迎えた23分、試合が動きます。相手センターバックのパスミスを石橋 克之選手が素早くカットし、ゴール前の横畑選手へパス。横畑選手が冷静にゴールへ押し込み、待望の先制点を奪います。スタンドからは大きな歓声が沸き起こり、チーム全体の士気が一気に高まります。
先制後もアルビSは試合の主導権を握り続け、前線からのプレスでボールを奪い続けます。37分には、シム ジュン イェン選手が高い位置でボールを奪い、ゴール前にクロスを供給。続くコーナーキックでは、小澤選手のキックにジュン イェン選手が頭で合わせましたが、惜しくもクロスバーを叩きます。前半終盤には、ペナルティエリア付近でバレスティアのファウルによりVARチェックが入る場面もありましたが、得点には至らず、前半は1-0とリードして折り返しします。.jpg)
後半もアルビSが主導権を握り、序盤から積極的に攻め込みます。55分には、鋭いカウンターから横畑選手のクロスにジュン イェン選手が頭で合わせましたが、惜しくも枠の上に外れます。追加点のチャンスを逃した直後の57分、VARの判定で相手にPKが与えられ、これを決められて同点に追いつかれました。試合は振り出しに戻ります。
その後も流れを取り戻そうと攻め続けましたが、74分には自陣での不用意なパスミスを突かれ、痛恨の逆転弾を許します。スコアは1-2に。厳しい展開の中でもチームは諦めず、選手交代を重ねながら攻撃のテンポを上げていきます。.jpg)
終盤に差し掛かると、バレスティアは守備を固め、なかなか決定機を作れない時間帯が続きます。それでもアルビSは最後まで集中を切らさず、ボールを動かし続けました。90+2分には、横畑選手のクロスが相手に当たりクロスバーを叩くなど、あと一歩の場面が続きます。
そして迎えた90+3分、ついに試合が再び動きます。吉岡選手のコーナーキックにセンターバックのキム テウ選手がドンピシャのヘディング。ボールはゴールネットを突き刺し、土壇場で同点に追いつきます。スタンドは歓喜に包まれました。.jpg)
勢いに乗ったアルビSは、攻撃の手を緩めません。90+8分、左サイドのダニッシュ カイユム選手がドリブルで中へ切り込み、右足でクロスを上げます。そのボールをニッキー メルヴィン シン選手が鋭い反応でヘディングシュート。ボールはポストを叩いてゴールに吸い込まれる逆転弾となりました。選手、スタッフ、そしてファンが一体となって歓喜する中、試合はそのまま終了のホイッスルを迎えます。
最後まで諦めずに戦い抜いたアルビSが、3-2で見事な逆転勝利を収めました。勝利への執念とチーム全員のハードワークが形になった、記憶に残る一戦となりました。
これでシンガポールカップは2連勝となりました。次戦はホームで、今シーズン初対戦となるタンジョンパガーユナイテッドFCを迎え撃ちます。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
【次節情報】
シンガポールカップ 2025/26 第3戦
11月23日(日) 19:30 vs. タンジョンパガー ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム(ホーム)
















































