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【イベントレポート】シンガポール指導者の日本での研修ツアー実施!

レポート2025年12月8日



いつもアルビレックス新潟シンガポールに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

12月3日(水)~12月7日(日)の期間、シンガポールの指導者を大阪に派遣し、指導者の研修ツアーを実施いたしました。

これは、日本の選手育成を知りたいという指導者たちにニーズに当クラブが応えたもので、日本が世界レベルの選手を生み出せる理由、技術以外にも日本の選手たちが世界中のクラブから認められる理由など、サッカーの技術や戦術を指導するだけでは得られない何かを学びに意識の高い指導者6名が参加しました。

今回のツアーでは大阪に滞在し、日本屈指のサッカー強豪校である興国高校様と日本代表選手を始め多くのプロ選手を輩出しするガンバ大阪様にお世話になりました。


<1日目>
 

12月3日、朝10時に関西空港に降り立った参加メンバーは、そのままランチも取らず興国高校を訪問しました。

前半は興国高校サッカー部の六車拓也監督から、興国高校サッカー部の仕組みやチームが大事にしている考え方、フィロソフィーをお話いただきました。



特に学校教育の中の部活動として人間形成の大切さについても言及され、参加した指導者たちは興味深く話を聞いていました。参加メンバーからは質問が止まらず大幅に時間を過ぎてしまいましたが、六車監督には最後まで丁寧にお話いただきました。

その後はグランドに出て興国高校トップチームの練習見学。コーチたちはグランドの中に入らせていただき、間近で練習を見ながら通訳を介して練習の意図などを理解していました。

選手たちの技術の高さも当然ながら、自主性や集中力、メニューの切り替えの早さなど規律あるトレーニングに驚いていました。

<2日目>



2日目はガンバ大阪での研修。10時からアカデミーダイレクターの星原隆昭様とフットボール本部長の松田浩様にガンバ大阪の育成組織の構成、トップにつながる選手に育成方針やアプローチ方法などを詳しく説明いただきました。日本代表の堂安律選手ら数多くの選手をトップチームに送り込むガンバ大阪の育成を理解し、クラブチームとしてサッカー選手をどう育てるか、非常に参考になりました。

ランチを挟んで午後からは、ガンバ大阪のアカデミーコーチたちを相手にシンガポール指導者たちの指導実践です。ウォーミングアップを含めたトレーニングを参加メンバーたちがオーガナイズし、それを選手に見立てたガンバ大阪アカデミーのコーチたちに指導するもの。メニューひとつ終了するごとに、今回の研修をコーディネートいただいき、かつこの指導実践をまとめていただいているアカデミー運営担当の柴田英俊さんやガンバ大阪アカデミーコーチたちからフィードバックをもらい、トレーニングの良かった点や改善点などを即座に認識することができました。

お手伝いいただいたアカデミーコーチたちのプレーレベルが高く、それを指導すること自体が難しいため戸惑う部分もありましたが、全員積極的に声を出しチャレンジしていました。

指導実践のあとはガンバ大阪アカデミーの練習見学をさせていただきました。U18、U15、小学生のエリートクラスなど様々な年代に対する指導ということで非常に参考になりました。

 

<3日目>



3日目は11時からスタジアム見学ツアーを行いました。ガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアム吹田は、2015年に竣工したサッカー専用スタジアム。収容人数4万人で、ヨーロッパのスタジアムを彷彿とさせる非常に見やすいスタジアムは本当に羨ましい限り。VIPラウンジやガンバ大阪の選手控室などにも入れていただき、ため息が出るほど素晴らしいスタジアムに、シンガポールにもこのようなスタジアムがほしいという参加者の感想でした。

午後はふたたびガンバ大阪アカデミーの練習見学。この日も異なった年代の練習を見学させていただきました。

 

<4日目>



この日は楽しみにしていたガンバ大阪のホームゲーム観戦。14時キックオフの東京ヴェルディとの試合を観戦しました。ガンバ大阪から提供いただいたメインスタンド席で3万人を超える観客の雰囲気を楽しみました。試合は前半に退場者を出したヴェルディ相手にガンバ大阪が4-1の大勝。ホーム最終戦を勝利で飾ったガンバファンの盛り上がりは最高でした。

試合後、参加メンバーは大阪市内に繰り出し、買い物や道頓堀での食べ歩きを楽しみました。翌日はもう帰国。最後の大阪の夜を満喫しました。

 

今回は試合観戦を含んで4日間という非常に短い研修ツアーでしたが、数多くJリーガーを輩出する興国高校、ガンバ大阪という高校とクラブチームの異なった環境での育成方針とそのアプローチ方法を知ることができました。また、ガンバ大阪での指導実践では、自分のトレーニングのオーガナイズについて、育成のトッププロから良かった点、悪かった点を指摘いただき、今後の指導において非常に参考になりました。

シンガポールとは取り巻く環境含め異なることが多くそのまま当てはめることはできませんが、コーチ一人ひとりが今回の研修で得た知識と経験を今後の指導に活かしてもらいたいと思います。

今回の研修をオーガナイズいただきましたガンバ大阪様、ご協力いただきました興國高校様にはこのような貴重な機会を提供いただき本当に感謝いたします。ありがとうございました。



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